頭痛には様々な原因があり「国際頭痛分類 第3版」では300種類を超える頭痛があると表記されています。
頭痛のタイプには一次性頭痛と二次性頭痛があります。
簡単に解説すると
一次性頭痛は、‘はっきりとした原因や疾患が見当たらない頭痛’
二次性頭痛は、‘疾患が原因となり発生している頭痛’
今回は多くの方が悩んでいる一次性頭痛の3タイプを解説します。
- 緊張型頭痛
- 偏頭痛(片頭痛)
- 群発性頭痛
緊張型頭痛
頭痛の中で最も多いのが緊張型頭痛です。
筋緊張型頭痛では、頭全体が締め付けられるような痛みが数時間~数日繰り返して発生します。
緊張型頭痛に悩まされている方の中には毎日頭痛に悩まされる方もいるので薬の使いすぎにより緊張型頭痛が発生している方もいます。
VDT作業(デスクワーク)などで同じ姿勢を続けたり、目を酷使する作業の繰り返しにより首や肩・背中周りにある筋肉緊張の高まりが持続し血液循環が悪化することで緊張型頭痛が発生します。
自分でできる対策は肩・首回りを温めることで一時的に症状の軽減が期待できますが、セルフエクササイズを組み合わせることをお勧めします。
頭痛による症状の軽減や頭痛の頻度を減らしたい場合には、原因となっている筋肉や生活習慣を特定し的確なアプローチを施すことで筋緊張型頭痛の早期改善に繋がります。
偏頭痛(片頭痛)
偏頭痛(片頭痛)で悩んでいる方は頭痛全体の約8%程度で、男女比では男性に比べて女性が3倍以上、偏頭痛(片頭痛)により悩んでいます。
女性ホルモンが関係しているとも考えられていますが、不規則な生活(不眠)や気圧・気温の変化が偏頭痛(片頭痛)の原因となる場合もあります。
頭の片側もしくわ両側で脈を打つような痛み(ズキズキ)を訴え、光や音に敏感になることも特徴です。
また発作前には閃輝暗点(突然視界にギザギザした光の波がでてくるが10~20分で消失する現象)を訴える方もいます。
自分でできる対処法は痛みがある周りを冷やすことや静かな暗い部屋で休むことで症状が軽減されます。
しかし、筋緊張型頭痛を併発している場合は症状の悪化が懸念されるため注意してください。
偏頭痛(片頭痛)が頻発する方は自律神経の乱れが併発していることが多いため適切な治療が必要です。
群発性頭痛
群発頭痛も偏頭痛(片頭痛)と同様に発作的に起こる頭痛です。
年数回から何年かに1度程度の頻度で起こりますが、1度発症すると数ヶ月にわたり、ほぼ毎日、同じ時間帯に激しい頭痛に襲われます。
偏頭痛(片頭痛)と異なる点では、痛みが強いため安静にすることが困難で動き回ることで痛みを軽減させようとします。
片側の目の奥が強烈に痛むことが特徴で「目をえぐられる感覚」と訴える人もいます。
群発頭痛が起きている同側の目や鼻から涙・鼻詰り・鼻水などの症状が現れます。
発作が起きている期間にアルコールを摂取すると高頻度で頭痛が発生するので注意してください。
三叉神経痛・自律神経性頭痛と言われる頭痛の1つで2ヶ月以上同じような症状が続きます。
頭痛と共に自律神経症状を発症するため早急に治療を始める必要があります。
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